環境対策
「自然であること」があたりまえの気配りと頑張り、水への取り組み。
茨城工場の工場排水は「環境浄化微生物」を使って水質浄化に取り組んでいます。
●茨城工場では、良質な土壌中に生息する土壌菌群のバイオ作用をコンパクト化したバイオリアクターで工場排水を処理しています。
松山工場・茨城工場ともに排出基準値(法律)より厳しい基準を社内で設け水生昆虫や水生植物に優しいきれいな水を河川に放流しています。
東京工場では生物膜排水処理法と一般活性汚泥法とを併用し水質浄化に取り組んでいます。
生物膜排水処理法での処理比率を高め汚泥発生の軽減に努めています。
また、下水放流基準より厳しい基準を社内に設け、下水道施設での汚濁負荷の軽減に努めています。
搾汁粕の有効利用への取組み
みかんを搾汁する際に、その半分の搾汁粕が発生します。株式会社えひめ飲料では搾汁事業開始以来、搾汁粕の有効利用に取り組んできました。
一部みかん外皮は乾燥し粉砕することで、陳皮と呼ばれ七味等の原料に利用されます。その他搾汁粕については乾燥することで、乾燥飼料として活用してきましたが、大量の燃料を使い且つ設備の老朽化が進んだこともあり、平成23年より乾燥設備を廃止し、搾汁粕を袋に密封し発酵させるサイレージ設備を導入、生飼料として主に四国および中国・九州の一部畜産牛農家へ供給されています。
令和5年度実績では、4,185tの搾汁粕が発生しましたが、この約90%を飼料として活用しており、エネルギーの削減に伴うCO2の削減に役立てています。
搾汁粕を袋に入れ密封します
袋に密封された搾汁粕を発酵させます